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履歴書の書き方
はじめに
看護師が転職する際、履歴書は非常に重要な役割を果たします。履歴書は、あなたの経歴やスキル、資格などをアピールする場であり、採用担当者に自己PRを行う機会でもあります。今回は、看護師が転職する際に履歴書の書き方について、具体的なポイントを紹介していきます。
履歴書の構成
履歴書は、以下の項目で構成されます。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 職務経歴
- 学歴・資格
- 志望動機・自己PR
氏名・生年月日・住所・電話番号・メールアドレス
氏名は、フルネームを記入します。生年月日は、西暦で記入し、年齢は書かなくても構いません。住所は、市区町村まで詳しく書く必要があります。電話番号は、携帯電話番号を記載し、メールアドレスは、ビジネス用のアドレスを使用することをおすすめします。
職務経歴
職務経歴は、最近のものから順に記載します。具体的には、以下のような項目を含めます。
- 勤務先の名称
- 勤務期間
- 職種・役職
- 業務内容
- 実績・成果
職種や役職については、正確に記載することが重要です。業務内容については、看護師として行った業務や補助的な業務などを具体的に書いていきます。また、実績や成果については、どのような成果を出したかを記載することで、自己アピールを行います。
学歴・資格
学歴や資格は、新しいものから順に記載します。具体的には、以下のような項目を含めます。
- 学歴
- 卒業年月
- 学校名・学部・学科
- 取得資格
- 取得年月
- 資格名・発行機関
学歴については、最高学歴から記載します。卒業年月は、月まで詳しく記載することが望ましいです。また、学校名・学部・学科については、正確に書くことが重要です。
資格については、取得した資格やその発行機関、取得年月を記載します。看護師の場合、国家資格である「看護師免許」や「保健師免許」などの資格を記載することが望ましいです。また、その他の資格や専門的なスキルもある場合には、それらを記載することができます。
志望動機・自己PR
志望動機・自己PRは、履歴書の中で最も重要な項目の一つです。具体的には、以下のようなポイントを含めます。
- 転職を決意した理由
- 希望する職種・勤務地
- 自己PR(強みやスキル、実績など)
転職を決意した理由については、前職での不満点や、新たなチャレンジを望むことなどを具体的に記載します。希望する職種・勤務地については、自身のキャリアプランに合わせたものを選ぶことが大切です。
自己PRについては、自身の強みやスキル、実績を記載することで、自己アピールを行います。具体的な実績を挙げることで、採用担当者に自信を与えることができます。
履歴書の書き方のポイント
履歴書を書く上で、以下のようなポイントに注意することが重要です。
清潔感のある書き方を心がける
履歴書は、採用担当者に自己アピールを行う場であるため、清潔感のある書き方を心がけることが大切です。字が汚い場合には、印象が悪くなる可能性があります。また、履歴書の書式は、一定のルールがあるため、それに沿って正確に書くことも重要です。
情報を正確に記載する
履歴書に記載する情報は、正確であることが求められます。職務経歴や学歴・資格などは、採用担当者が簡単に確認できるように、詳細に記載する必要があります。
無駄な言葉を省く
履歴書は、採用担当者が多くの応募者の中から、選考対象者を選ぶためのツールです。そのため、無駄な言葉を省き、簡潔にまとめることが大切です。また、履歴書に不要な情報や経歴は、省略することもできます。
自己PRに力を入れる
履歴書の自己PRは、採用担当者にアピールするための重要なポイントです。自分の強みやスキル、実績を具体的に記載し、自信を持ってアピールすることが大切です。
履歴書の書き方の例
次に、履歴書の書き方の例を紹介します。
例1
- 氏名:山田 太郎(やまだ たろう)
- 生年月日:1990年1月1日
- 住所:〒100-0001 東京都千代田区千代田1-1-1
- 電話番号:080-1234-5678
- メールアドレス:taro.yamada@example.com
職務経歴
- 勤務先の名称:東京都○○病院
- 勤務期間:2015年4月~現在
- 職種・役職:看護師
- 業務内容:
- 病院全体の看護業務を担当
- 患者の健康状態のモニタリングや健康教育の実施
- 看護記録の作成や医師・患者・家族とのコミュニケーション
- 実績・成果:
- 病棟全体のスタッフと連携し、院内感染対策に取り組み、感染症発生率を5%以下に抑えることに成功した
- 看護師の業務改善の提案を行い、看護記録の作成時間を30%短縮することに成功した
学歴・資格
- 学歴:
- 大学卒業:○○大学看護学科
- 大学院卒業:○○大学看護学研究科
- 取得資格:
- 看護師免許(取得年月:2015年1月)
- 保健師免許(取得年月:2017年5月)
志望動機・自己PR
- 転職を決意した理由:より良い医療を提供するために、新しい環境で成長したいと思い転職を決意しました。
- 希望する職種・勤務地:総合病院の看護師として、患者さんに質の高い看護を提供したいと思います。勤務地については、都内であればどこでも構いません。
- 自己PR:
- 看護師として、豊富な実務経験を持っています。
- チームワークを大切にし、スムーズな業務遂行に貢献しています。
- 院内感染対策などの業務改善を行い、実績を上げました。
- 保健師の資格も持っており、患者さんの総合的な健康管理に貢献できると考えています。
例2
- 氏名:田中 次郎(たなか じろう)
- 生年月日:1985年6月1日
- 住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿1-1-1
- 電話番号:090-1234-5678
- メールアドレス:jiro.tanaka@example.com
職務経歴
- 勤務先の名称:東京都○○クリニック
- 勤務期間:2010年4月~現在
- 職種・役職:看護師
- 業務内容:
- 外来診療における看護業務を担当
- 診療補助業務や在宅療養支援業務など、多岐にわたる業務を担当
- 看護記録の作成や医師・患者・家族とのコミュニケーション
- 実績・成果:
- 在宅療養支援業務において、患者さんの家族と密にコミュニケーションを取り、生活環境の改善を行うことで、QOL向上に貢献した
- 診療補助業務において、医師と協力し、患者さんの健康管理に貢献した
学歴・資格
- 学歴:
- 大学卒業:○○大学看護学科
- 取得資格:
- 看護師免許(取得年月:2010年1月)
- 認定看護師(取得年月:2015年5月)
志望動機・自己PR
- 転職を決意した理由:より高度な看護を提供するために、新しい環境でスキルアップしたいと思い転職を決意しました。
- 希望する職種・勤務地:総合病院のICUでの看護師として、患者さんの命を守る看護を提供したいと思います。勤務地については、都内であればどこでも構いません。
- 自己PR:
- 高度な看護を提供するために、認定看護師の資格を取得しました。
- 多岐にわたる看護業務に携わってきた経験を生かし、患者さんと家族との信頼関係を築きながら看護を提供します。
- スキルアップに積極的であり、新しい知識や技術にも取り組んでいきます。
まとめ
看護師が転職する際の履歴書の書き方について紹介しました。履歴書は、自分の魅力をアピールするための大切なツールです。清潔感のある書き方や、正確な情報の記載、自己PRの力を入れることなどに注意しながら、アピールポイントをしっかりと盛り込んだ履歴書を作成しましょう。
ただし、履歴書はあくまでも採用担当者との最初の接点に過ぎません。面接や選考でも自分の魅力をアピールすることが重要です。面接では、自分のスキルや経験を具体的に話し、自信を持って自己アピールすることが大切です。また、面接前には、病院やクリニックの情報をしっかりとリサーチしておくことも大切です。
転職する際には、求人情報の収集や面接の準備に時間をかけることが必要です。また、転職エージェントを利用することもオススメです。転職エージェントは、自分に合った求人情報を提供してくれるだけでなく、履歴書や面接のアドバイスを受けることができます。
最後に、転職は自分のキャリアアップのための大切な選択です。転職する際には、自分の目標や理想の働き方をしっかりと考え、そのためのステップアップを計画的に進めていくことが大切です。転職を機に、自分自身が成長し、より充実した人生を送るために、チャレンジすることをお勧めします。